　だから彼は？　我に返り気をとりなおすのだ。

　そして～？　また自身の口を開いて～。大島のオジサンへと自分の思い～？

　そう～？　大島のオジサンへと反発した意見を告げようと試みる。

　だって～？　彼が産まれ育ったこの日の本は～？　自国の民を安全に守ってくれる国だと。山田瞬は心から信じているからね～。民を騙し～。悪しきことを思案する国ではないと思い信じている～。

　だから～？　彼は～？　大島のオジサンへと、自分の意見を告げる前に、こんな事を？　自身の心の中で思う。

（……仮に？　大島のオジサンが言っている恐ろしい話しが現実だとしても？　本当にＣ国でそんな恐ろしい殺人ウイルスが流行っているのならば？　僕達の住み暮らす、この日の本の政治家達……。そう～？　首相や大臣……。各都道府県の知事や市長、町長、村長に至るまで。絶対にＣ国の観光者……だけではないか～？　各国の旅行者を日の本へと入国させないようにすると思う……？　それか～？　各国の旅行者達に？　色々な制限や規制をかけると思うから絶対に大丈夫……。大島のオジサンが思い危惧しているような恐ろしい出来事は？　この日の本では起きない）のだと。

　山田瞬は再度思う？