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  • あとがき(と告知)への応援コメント

    面白い話でした!僕は長編が好きなので、長い話が読めて良かったし、その話がとても面白く、読んでいるうちに引き込まれていってしまいました。ただ、6回目にミノーラ様が見せたくなかった記憶というのが理解できませんでした(読解力がなくて申し訳ありません)。もしよろしければ、どんな記憶だったのか教えてほしいです!!

    作者からの返信

    meitetukami様
    返信が遅くなってしまい申し訳ありません。
    2年前ということもあり、内容を整理していました。

    277話ものお話を読んでくださり、本当にありがとうございます。
    面白いと言って頂けるだけで、長編を書いてる身としては報われます。

    早速ですが6回目の追憶についてですね。

    正直、本文中に書かれてる情報が少なすぎて読み取れるようなものでは無いと思います。
    ので、これは私の表現力の問題です。ご安心ください!



    一応、ここから先はネタバレになりますので未読の方はお気を付けください。

    あと、ちょっと読後感が悪くなるかもですが、「それでも知りたい!!」
    という方だけ読んでください。※長いです







    6回目の追憶にタイトルをつけるなら、
    「追憶:初めての口付け」になります。

    1~5回目の失敗でコツを掴んだミノーラによって、
    この世界線のウィーニッシュは打倒バーバリウスを成し遂げます。

    ですが、ミノーラの油断によりウィーニッシュ達は彼に逃げられてしまうのです。
    (神としてではなく、バディとして顕現することでサポートしまくってたのが、裏目に出た感じです)

    結果、バーバリウスの捜索をしていた隙を突かれて、
    マーニャが酷い目に合わされ、命を落としてしまいました。

    その現場に居合わせたウィーニッシュは、怒りに任せてバーバリウスを討ち取ることに成功します。
    この時点で、ミノーラにとっては終わりだったはずなのです。

    が、ウィーニッシュはマーニャの居ない世界で生きていくことを諦めます。

    言い換えれば、マーニャを諦めなかったってことですが、閻魔がそれを許すはずがありません。

    ウィーニッシュは鬼化する直前、マーニャを必ず助けるという誓いを込めてキスをします。

    つまり、マーニャの唇が記憶の欠片ですね。

    とまぁ、こんな感じの記憶をウィーニッシュはマーニャとキスした瞬間に見たわけです。
    早坂明の記憶と被るような辛い過去だけど、バーバリウスはもういないことに安堵もできる。

    だからウィーニッシュは、「もう、全部終わったんだって分かった」と言えたわけですね。

    ホントは本編で書こうと思ってましたが、描写がエグくなるのと
    最後の幸せなキスが台無しになりそうだったので割愛しました。

    一応、ミノーラの名誉のために弁明しておきますが、
    6回目の失敗を受けて、ミノーラは地獄に侵入することに全力を注ぐことにしたのです。

    そうすることで、地獄にも『バディ』を反映させることが出来るようになり、
    ウィーニッシュへのサポートに専念できると考えたからですね。

    そのかわり、7回目はサポートが少なめでした。

    彼女がそこまでするのは、きっとウィーニッシュへの後ろめたさなのかもしれません。
    6回目でバーバリウスを打倒できた時、「これで終われる」と思ってしまったことへの。

    そういう意味でも、「できれば見て欲しくない」って言ったのかもしれませんね。

    だいぶ長くなりましたが、書けてなかった部分はこんな感じです。
    こんな内容までしっかりと本編に織り込めるような物書きになりたいですが、まだまだ精進が必要ですね。

    最後になりましたが、ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
    また別のお話も楽しんでもらえたら嬉しいです。
     内村一樹