年末なんですが、雪なんですよ。


 昨日からずーっと雪が降っています。今朝は、目が覚めると、どうしたことでしょう。25㎝は積もったでしょうか。下の子は、長靴が埋まって泣きそうです。いや、参りました。


 今年のクリスマスは静かなものです。上の子が、すっかり気が付いているのでしょう。プレゼント、そう喜ばない。例年ですと、グーグル先生の、サンタ追跡サイトを見て、「早くねなくちゃ。お母さんも寝て」と大騒ぎなはずなのに。静かに布団に入ったかと思うと、3秒で寝落ち。プレゼントを置く私は、助かりますが。


 朝も静かに起きてきて、「あ、プレゼント」って。——それだけかよ。下の子は、「牛乳、減っているよ」って長女に言うんですが、彼女は「あっそ」だって。もう来年からプレゼントやらねーぞ! もう失礼しちゃうんだから。


 これも子の成長段階のワンシーンですね。こうして大人になっていくんだ。寂しいものです。クリスマスと言っても、連日、吹部の練習に出かけていく彼女。もう楽しくて仕方がないんですって。いいことですね。いいことだ。


 今年の振り返りですか。みなさん、エッセイに書かれていますね。今年か。今年は、ともかく。娘の吹奏楽に振り回された一年でしたね。新型コロナウイルス感染症に対応した生活スタイルにも慣れつつ、仕事は着々とノルマをこなしました。あー、変な人が入ってきて、12月に部署異動になりました。あの時はストレスで下血したんですよね。ひどい。1月からは、若い子が新規採用で入ってきます。うう、カクヨムコン中で忙しいのにさー。また下血しないように注意しないと。


 カクヨムは、初めてのカクヨムコンに挑戦して、読者選考を突破させてもらいました。本当に嬉しかった。魔法のiらんどのシナリオコンテストも一次通過。どれもこれも、最後まではいかなかったけれど、それでも少しでも前進したなーと思います。


 カクヨムに来る前は、自サイトの運営、それからBLサイトで細々と連載をしていた私。公募に応募するだなんて、思ってもみない人生でした。それが、カクヨムにやってきて、作家仲間が出来て、みんなが頑張っている姿を見て、「私もやってみよう」って思い立った。これって、人生の中で、すっごく大きな転換期です。


 今までは家事、育児、仕事の三つに全力投球。仕事では、仲間たちとプライベートまで集まって、援助論や仕事の内容についての議論を交わしていた私。そこに、「執筆」という活動が加わったのです。おお。これは、私的に生活の質がぐんと上がったということです。


 先日、その仲間で久しぶりの飲み会でした。プロのボランティア集団ということで、メンバーは医者、看護師、社会福祉士、保健師、看護師、介護福祉士……様々な立場の、その道の中心的立場にいる人たちが集まる会です。


 宴もたけなわの頃、会を主催している医者が一冊の本を出します。


「先日、〇〇さんが、グループラインで紹介してくれた、この本。みんさんも購入したと思います」


 そこにいるみんなが「買った、買った」といって頷いています。——え。買ってねえぞ。2000円もするじゃねーか。それ買うなら、資料本が欲しい。


「1月。この本を元に、みんなでお勉強会をしましょう。この本って、みなさんが日頃、無意識にやっていることが、理論として書かれていると思うんですよ。かく分野で活躍されている方々ですものね。でもここは、初心に立ち返って。もう一度、お勉強会、しましょうね」


 ——ごめん。買っていないし。初心とかどうでもいい。私はいつも初心だ。なぜなら、忘れてしまうからだ! それに、それどころではないんだ。1月はカクヨムコン7の追い込みの時期だ。悪いけれど、勉強会なんてしている場合じゃ……。


「雪さんも、ね。楽しみね」


 目の前の女医さんが笑顔で私を見ているではないかー! 私。「はい」としか言い返せませんー。これから本買わなくっちゃ。今までは自分も同じようなことしていたんだろうなーって。離れてみてみると、なんだか冷めた目で見てしまいます。仕事の勉強するんだったら、短編一本書く。そんなテンションの今の私。


 来年は、ぼちぼち仕事の勉強もしていかなくちゃならんのです。今年は、執筆一色の一年でした。来年は、執筆7割。仕事の勉強3割? くらいでやっていきたいと思いますー。お仕事されているみなさん。バランス、どう取っていますか?


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