音楽ホールと私


 カクコンも開始されてから10日以上が経過しております。いや、毎日ランキングとかもう忙しいじゃないですか。落ちてくるとはわかっていても、やっぱり気になるランキング。一喜一憂というよりは一憂ばっかりなんですけど、それでも毎日、読みにきてくださる方々に感謝です。

 「BL」って書くと嫌煙されがちですかね? いっそ「BL」外しちゃうとか。でも、それって詐欺まがいですよね笑 もう少し普通に行ってみましょう。


 このエッセイでは作品のことも語ってみようかと思っているのですが、最初はテーマになっている音楽ホールについて書いてみたいと思います。


 私は高校時代まで音楽を専門に学びました。音楽ホールという場所は日常で利用することが多く、様々なホールで演奏をしてきました。

 高校には大規模な講堂があり、それは対面式のステージでした。音楽の試験は普通、音楽室のピアノを使用して行っていましたが、年度末の試験の時だけ、ステージ上のスタンウェイで試験を受けます。上位数名は、演奏会へ出演が出来るという特典付き。まあ、選ばれたことなんてないですけどね笑 あれは人生最初の素晴らしき経験でした。

 

 今回の作品で舞台になっている音楽ホールはモデルになっている施設があります。社会人になってから、なにか音楽をしたいと選択したのが社会人合唱団。高校時代、合唱や声楽がおもしろかったんですよね。それで、オケや吹奏楽ではなく合唱を選びました。あれから二十年以上(ああ、年バレるね)、その合唱団に所属しております。現在は、子育てをしているので半分休団状態ですが、週に2~3回程度、十年以上も練習に通った場所がこの音楽ホール「星音堂せいおんどう(仮)」でした。

 ですから、私にとったら星音堂はホームグランド的な場所。人生で辛いことがあるのこのホールに足を踏み入れます。そうすることで、なんだか心が落ち着きます。私の社会人人生を支えてくれた大きな存在。それがこの音楽ホールなのです。


 この作品は私が二十代の頃、そんな好き好きな思いで書き出したのが発端でした。なのでもちろん勤務したことはないし、職員さんの内情なんて一つも知る由もないという笑 結構勝手な妄想なんですけど、一応、資料を集めたり、足しげく通っている中で見たこと、聞いたことを書き入れたりして作品を仕上げております。


 そして、なんと幸運なことにね。元夫の従妹がその音楽ホールで働き始めたんですよ。遠い関係、いや。もう他人なんですけどね。彼女から色々な情報をいただいている最中です。もう、神様! ありがたい。勤務体形とか業務内容とか細かいところ、聞き出しました笑


 音楽ホールにはさまざまなものがあります。響きがないホールもあれば、星音堂(仮)のように響きすぎるホールもあります。設備も千差万別。本当にいろいろです。歌っていて気分よかったのは、有名どころでいうと「ミューザ川崎シンフォニーホール」。それから、「札幌コンサートホールKitara」。これは田舎者にはまぶしいホールでした。


 作中にも書きましたが、響きのないホールが悪いとも言い切れないと思います。大所帯の演奏の場合は、星音堂(仮)はワンワンと響いてしまってガチャガチャに聞こえますから。

 星音堂(仮)ではあまり吹奏楽は演奏されません。もちろん、そう規模が大きくなく、オーケストラピット(客席前側が上下してオペラなどの時にオーケストラが演奏できる場所)もありませんから、歌劇の上演には向きません。


 響きって演奏家にとったら本当に死活問題で、相性の悪いホールにぶち当たると惨憺たる結果になることもありますので、初めて演奏するホールの事前リサーチは重要ポイントになるわけです。コンクールなどで新しいホールに行くとなると専らの話題は「響きどう?」「どんな感じ?」という情報交換を各合唱団で行うのが通例です。演奏会ですと事前のゲネプロ時に響きを確認できるんですけど、コンクールって一発勝負なんですよね。なので自分たちの出番よりも前に必ず他団体の演奏を聴いて響きの調子を確認することもあります。


 なんて、音楽ホールと響きへの愛を語ってしまいましたが、非日常の世界はなかなか魅惑的です。ぜひみなさまの地元のホールもリサーチしてみてください。きっと素敵なホールたくさんあるんだろうな。現役リタイアしたら全国のホール巡りしたな~。身近にある素敵なおすすめホールがあったら是非、私に教えてくださいね!



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