第2話

ショッピングモールを後にして、俺は朱莉と一緒に家まで帰っていた。

こんな幼女と一緒に帰れるというのは夢みたいだ......。

「そういえば、悠真さんの家ってどこにあるんですか?」

と、最初に口を開いたのは朱莉の方だった。

「ええと......このまま真っ直ぐ行けば俺の家だけど......でもどうして?」

「あ、その......わがままだと思いますが、悠真さんの家に行きたいんです」

「......朱莉が?」

「は、はい......良いですか?」

幼女が俺の家に来る?......それって、もう嬉しいかぎりだよ!

「も、もちろん!というか、今日だけと言わず、毎日来てください!」

あ......やべ、口が滑った。

「あ、ふひひっ......悠真さんが良いというなら、毎日のように行ってあげますよ?」

......よっしゃぁぁぁ!!

「お、お願いします!」

俺は、そのことについて即答してしまった。

だって、毎日のように幼女が家に来るって......考えただけでも興奮する......!

......一回、落ち着こうか......。

「うーん、でも......毎日のように行くっていうのも、なんか疲れると思いますけど......」

「えっ?」

もしかして、毎日は厳しい......とか?

「あっ!いい方法思いつきました!」

朱莉は、俺の前に来るとぴょんっと飛び跳ねた。

「な、なに?」

「あ、あの!私を、悠真さんの家に住んでもいいですか?!」

「......うん?」

今、俺の家に住むって言った?

「え?俺の家に住む?朱莉が?」

「は、はい!その方が、毎日のように行かなくていいし、それに、ずっと悠真さんの近くにいれますし!」

まじか......。

それは、俺にとって超嬉しいんだけど......というか、そんな話があっていいのかと疑いたくなってくる。

「俺はすげー嬉しいんだけど......でも、君の親は?」

「あ、私には親はいないんです」

「......朱莉って何年生?」

幼女で親がいない?どういう事だろう。

あ、もしかして、見た目は幼女だけど年齢は20以上とか?いわゆる、合法ロリと言うものか?

「小学4年生ですっ」

と、笑顔で言う朱莉。

「どうして親がいないの?」

「親はもう、どこかへと行ってしまって......なので、私一人で生活していたんです」

そんな事ってあり得るのか?

「生活って......お小遣いとかでやってたの?」

「最初はそうでしたね......でも、お小遣いというのは、段々と無くなっていくものであって、じゃあどうやってお金を稼ごうかと考えたところ、投資系で稼ごうと思ってやってみたんです。そしたら、結構お金が集まってしまって、昨日でいえば、1000万円くらいは稼いだと思いますね」

「......まじか」

「はい、本当ですよ?」

普通の幼女かと思ったら、これまたとんでもない子だな......。

「ちょっと話を戻すけど......それで、朱莉は俺の家に住んでもいいの?」

「は、はいっ!悠真さんが良ければ、ぜひ一生暮らしたいんです!」

「そ、そっか......うん、良いけど......でも、俺の家って何にも無いよ?」

「それが良いじゃないですか!」

「そうんなんだ......とりあえず、俺の家まで案内するよ」

「お願いします!」

その後、俺は朱莉を俺家まで案内して、家の中に入らせてあげた。

そこから俺は、この幼女こと朱莉と一緒に生活することになっていった。


幼女の朱莉と一緒に生活して、早くも2日ほどが経ってしまった。

俺は何をしているのかと言うと、俺の部屋のベッドにて朱莉と戯れていた。

「あ、あの......どうしたんですか?」

「あ、いや、気にしなくていいよ」

「そ、そうなんですか?」

「うん、俺、朱莉の事好きになっちゃったからさ」

「え、あ......そ、それは......」

おっと、朱莉の顔が赤くなってしまった。

俺は、幼女の朱莉と一緒に生活が出来て、嬉しいことに喜びをかみしめている。

「あ、ひゃっ!?」

「あ、ごめん......」

朱莉に夢中になり過ぎて、朱莉を抱きしめてしまった。

「むぅぅ......た、確かに、何でもしていいとは言いましたけど......そ、その......」

「分かってるって、さすがにおっぱいとかは触んないから」

「そ、そういう問題じゃ――ふにゃっ!?」

俺は体を起こすといつものように、朱莉の頭を撫でてあげた。

「は、はうぅぅ......」

朱莉の頭を撫でると、なぜか気が抜けたような声を出す。

そんなに気持ちいいのかな......?

「おっぱい触らせてくれる気になった?」

「え、あ......ちょっとは......」

「どうしたら触らせてくれる?」

「わ、わかんないです......多分、今はダメだと思います」

それは残念。

と言うか、そこまでして幼女のおっぱいを触りたいとか......重病だな。

「とりあえず、今日は何が食べたいですか?」

「うーん......朱莉」

「そ、それは、後でにしておきましょうよ......その......」

「分かってるってば、じゃあパンでいいかな」

「分かりました、じゃあ、ちよっとしたら降りてきてくださいねー」

「はーい」

そして、朱莉は俺の部屋を出て行った。

「ふぅ......楽しい」

朱莉が来て、ほんとに楽しいと感じられていた。








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