しょっぱい
新潟出身の母は、塩辛い食事を好む。
「しょっぱくねえと、喰った気しねえ!」
が母の口癖。
しかし、母以外の家族は塩味が強いのが苦手だ。舘田家では普通の鮭切り身と、母用の塩鮭の二種類を買っている。
とにかく、母の味付けはしょっぱい。家族全員に「しょっぱい」と言われ続けて、最近では、だいぶ薄味になってきていた。
だが、自分が食べる分に関しては話がべつ。すでに味がついている料理に、醤油をたら~っと垂らして食べるのが、母のお好みなのだ。
そんな母は、今日も高血圧の薬を飲む。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます