第401話
あれから1日、偵察用のゴーレムは飛び続けた。
川の終わりが遠くに見えてきた。まだぼんやりとしか見えてこないが、川はさらに大きな川か海につながっているようだ。
でも、ここで偵察用のゴーレムが魔力切れで壊れてしまった。
ゴレゴに声をかける。
ゴレゴは再び偵察用のゴーレムを作り、川の下流に向けて飛ばした。
「ご主人様。先ほどの偵察用のゴーレムと同じ位の時間がかかりますので、みなさまとお話しするのは、早くても明日になるかと思います。」
「そうだね。今日のこの時間からだと難しいね。明日には川の終わりに着きそうだけど、ダンジョンからどうやって行くのかも考えないといけないな。」
「ご主人様。では、川の終点に着きましたら、ダンジョンから直線で川の終点まで偵察用のゴーレムを飛ばします。」
僕は頷いた。
「それなら、余裕を見て、3日後にみんなに集まるよう、伝えてもらえるかい?」
「はい、ご主人様。3日後に再び集まるよう、お伝えします。」
ゴレゴは僕の言葉を復唱して、頭を下げた。
さて、マリーさんが言っていた人間とか魔物が今でも住んでいるのかな。
人間だったら、甘葛を売って、川で取れる魚とかと交換してもいいな。もし川の先が海なら、昆布とかないかな。昆布ダシとか飲みたいなぁ。
川に住んでいるから両生類の魔物かな? リザードマンとかいないかな?
海だったら……どんな魔物がいるんだろう?
僕は、みんなが集まる3日間、どんな魔物たちが暮らしているのか妄想して過ごして楽しんでいた。
3日後、僕たちは再びマスタールームに集まった。
「クスタ、俺たちにも内緒にしていたが、何かいい報告があるのか?」
マシュー兄が僕に話しかける。
「……ごめん、実はゴレゴに任せっきりで、僕もまだ知らないんだ。」
最初は僕も偵察用のゴーレムを見ていたんだけど、あまりにも景色が変わらないから、途中から居眠りしちゃったんだよね。あと、先に知ってしまうのも何だろう……寂しいよね。みんなと感動を共感したいし。
「ゴレゴ、どうなんだ?」
「はい。いくつかご報告できるかと思います。」
いくつか!?
何が見つかったんだろう。僕はドキドキしながら、ゴレゴの報告を聞く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます