第3話 公衆トイレ

前のページの続きになりますが。


公衆トイレには、嫌な思い出ばかりあります。


真っ先に思い出すのが、私が、まだ若かった頃。笑


春先だったと思います。ひとりドライブ中、尿意をもようしたんです。それで近くのスーパーに行きました。そのスーパーのトイレは外付きで、入り口がひとつで中に入ると壁ひとつ隔てて男女に分かれている仕組みになってました。


私が、ちょうど女子の方のトイレに入ると、すぐに男性トイレに駆け込んでくる人が。


すぐ隣に男の人がいるのに、用をたすのが嫌で、男の人が終わるのを待ってたんです。でも、いっこうに水を流す音がしない。いや、放尿する音もしない。


おかしいなって思い男性トイレとの間にある壁を見まわしました。


すると、あれ?


ちょうど女性が屈む位置(和式トイレでした)に、なにやら削ららたような窪み発見!

しかも、位置的に、お尻部分。


嫌だな、まさかな、と思いつつ近寄ってみました。

どうやら鋭利なもので丸く削られてます。


なんだ? 穴、開いてないよな?


そうっと覗いた先には、私の後に駆け込んできた男性の眼球がありました。


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