25日
メリークリスマス、嘘築です。
クリスマスについて何か書く訳ではありません。書くのは、カクヨム甲子園についてです。
これを読んでくださっている方はご存知だと思いますが、この度カクヨム甲子園最終選考に残った拙作『死人に口なし』が、落選いたしました。
結果はすでに知っていたので、ショックは大きくはありません。あと一歩だったのに、と思う気持ちはありますが。
ただ、一つだけ言えることがあります。
この一連の流れは、間違いなく僕の活力の源になりました。
今まで、自分に才能があるのか、培ってきた技術はあるのか。誰にも振り向いてもらえない暗闇の中、答えのない自問を繰り返して進んできました。
光が差した。
今まで形のなかったものが、急に輪郭を帯びて僕の目の前に現れてくれた。自信だとか、プライドだとか、多分そう言う類のものなのでしょう。そして、目標というものなのでしょう。
だから、僕はもう闇雲に進まなくていい、この両手に才能と技術を握っているのだ、今まで積み上げてきた四百文字の死骸たちは、今ここに小説という像を結んだ。
僕が書いてきたものは、小説だったのだ。
彼方にこそ栄えあり、届かぬからこそ挑むのだ。
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