第6話クラス対抗戦

気付けば日が変わっており時計の針を見ると授業開始5分前だった。



アルトは急いで支度をし、テレポートを使って教室の自分の席に着いた。


クラスメイトはアルトを見た瞬間いつから居た?という視線をアルトに送った。



チャイムがなる数分前に教師が教室に入ってきた。


チャイムが鳴ると同時に教師が教壇に立ちHRが始まった。



「いよいよ一週間後にクラス対抗試験があります。それに向けて今週の授業の大半はその模擬選を行うので生徒の皆さんは運動がしやすい服装でグラウンドに集まってください。」


「クラス対抗って何をするんですかぁ~?」


「主に物理戦、魔法戦などの項目が当日はランダムで選出されますのでその模擬をやってもらいます~」

そう教師は伝え、HRが終わった。


...グラウンド...



軽めの準備運動として男子は外周を走れと言われたため軽くジョギング程度に走っているととある槍をもった男が俺と同じペースで走ってきた。


「おい、お前俺とペアになってくれねぇか?」


と突っかかってきたのでペースを少し早くして距離を離すと俺のペースに必死に合わせようとしてきた。



「しつこい奴だな。」

「俺の名はライ・ルベルトだ。宜しくなアルト!」


そう俺の方を向いて歯を見せて笑ってきたがそれを無視してペースを上げた。


数分後



気付いたら何十周したか分からないくらい外周を回っていた。


俺のペースに合わせてあいつもまだ付いてくる。


もぅ駄目だ足が鉛のように重く走ることができなくなっていった。




徐々にペースが落ち最終的には歩いていた。



そんな俺に気付いたのか教師が俺のもとへ近づいてきて声をかけてきた。



目の前がクラクラとしている中、意識が薄れかけてきた...




...放課後保健室...



誰かが手を握っているのが分かる。その手はやさしくって温かい、目を開く室内がぼやけて見える。



声をだそうにしても声が出ない。



首を左右に動かすとそこにはナーシャと白衣をした女性がいた。




白衣を着た女性は俺を見て「あら目覚めたようね!アルト君」




そう言い水を持ってきた。




To be continued

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る