第16話 遊園地デート前編
「あ、光星待たせた?」
「いや、待ってないよ」
今日は遊園地デートに行く予定だ。
「待たせた?って聞きながら1時間前に来るのさすがだね。」
「いや、光星には負けるよ。」
凛はデートの時1時間前に来るから俺も1時間前に来ないと行けない。
「まぁいいや。早く行こ」
「うん」
俺達は遊園地につきチケットを出して入った
俺達が向かった先は結構大型の遊園地だ。
「大きいから全部はまわりきれないよね」
「そうだな。まず何乗りたい?」
「最初はあの軽めのジェットコースターで良くない?」
「いいよ」
助かったと俺は心の中で思った。なぜなら俺は軽めのジェットコースターならいけるがガチもんのジェットコースターは普通に怖いからだ。今回のは1分くらいのやつだか後で乗るのは2分半くらいのやつだ。絶対怖いだろ。
「なぁ凛あの怖いジェットコースター乗るのか?」
「絶対乗る!」
「まじかー、やっぱりやめな」
そう言いっている途中で
「あれ、お礼はたっぷりとか言ってたの誰だっけ?」
クソ、この女覚えてやがったか
「クソが」
「ははは、諦めて乗ることだね。とりあえずこのジェットコースターで慣れよう」
「いや、これは普通に乗れるって」
そして俺達の順番が回ってきた。
「それでは出発します」
「始まったー」
「光星手繋ご」
「いいよ」
俺達は手をつなぎながらジェットコースターに乗った。なかなか楽しかった。
「これなら何回でも乗れるよ。」
「これはもう乗らないよ」
「まぁそうですよね。わかってました」
「じゃあ次はお化け屋敷ね」
「凛大丈夫か?怖いの苦手だろ?」
「大丈夫だと思う。光星と一緒だから」
「よし行くか。」
俺達はお化け屋敷に並んだ。
「光星お化け屋敷は大丈夫なの?」
「俺そういう系は全然平気なんだよね」
「いいなー」
「次の方どうぞー」
「じゃあ俺前行くよ。」
そしてお化け屋敷が始まった。
「凛大丈夫か?」
「、、、」
「凛!」
「わ、何?」
「そんなに怖いならやめるか?」
「やだ」
凛はずっと俺に抱きついている。しかも目を閉じて下を向きながら。
「まぁいいか」
そこで
「うおーーー」
お化けがでてきた瞬間に凛の手が強まった。これはハグというより俺の体を潰そうとしてきている。
「り、凛落ち着け」
「あ、ごめん」
それからも凛はお化けが出てきては俺の体を潰そうとしてきた。そしてお化け屋敷が終わり外に出た瞬間に
「はーーー怖かったけど案外余裕だったな」
「どこがだよ」
俺はチョップした
「でも光星も楽しかったでしょ?」
「それはもうめちゃくちゃ楽しかったよ」
なぜなら凛が抱きついて来るからいい匂いはするし胸の柔らかな感触が背中で感じられたから
「変態」
「いや、感想聞いたの凛だよね?」
「もういい、ほら昼食べに行こ」
「おう」
そうして俺らは昼ご飯を食べに向かった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
次回は後編です。予想以上に長くなったので前編、後編に分けます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます