第237話

注意したほうがいいのは、

読者を日常から脱出させる書き出しになっているかどうかということです。

いきなり物語世界に飛び込ませるのは、

「その世界が以前から続いていることの暗示」や

「空間的な移動の示唆」だということが

先人たちのすぐれた冒頭から見えてきたのではないでしょうか。

また「閉じた空間を示唆しない」

「モノローグに陥らない」のも大切なことです。(後略)

――根本昌夫

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る