第22話 女神と恋バナ
わたくしリアルで恋バナってしたことなくてですね。
「あら」
女神は恋ってしたことあります?
「あるわよ」
相手はどんな方?
「んーとね、かわいいのよ。ちっちゃいの」
へえ、もしかして年下ですか?
「んーん」
じゃあ、小柄な方なんですね!
「んーん」
小動物チックな方?
「んー」
女神それ、人間ですか、神ですか?
「神」
申し訳ありません、その神を存じあげませんです。
「いいの」
むしろわたくしが知らないほうが都合がよろしい?
「うん」
なぜ?
「ヤキモチ焼くと思うから」
わたくしが?
「ぜーんぜん」
それとも女神が?
「うん」
お名前はなんという神なのです?
「オビト」
あ、すみません、知りません。
(ググりました)
うちはオビト……?
「はい」
NA*UTOじゃないですか!
「はい」
ええ? 子供の頃のうちはオビトのファン?
「ファンじゃなくて、恋」
一応お聞きいたしますが、どの辺がお好きなのです?
「うん、あこがれ」
あこがれと恋は違うでしょう?
「うん……」
まあ、わたくしだって現実の恋はぜんぜんですけどね。
「うん」
恋バナはまだまだできそうにないなー!
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