神の暇潰し~エピローグ~
雑居ビルの廊下に足音が響く
足音は扉の前で止まると2回ノックをすると相手の返事を待った
「入れ。」
中から重たくのし掛かるような声が返ってくると足音は部屋の中に入る。
「よくやってくれた。シルバー」
大きな影は上機嫌に喋りだす
「ありがとうございます。」
シルバーは深く礼をする
「学生はあの刑事と接触したようです。」
「そうか、あの方もお喜びになるだろう。」
影は今にも踊り出しそうなほど上機嫌になっている。
「ご苦労だった。もう戻っても良いぞ。」
そう影が上機嫌で言うと、今までシルバーが纏っていた殺気にも近い緊張感が無くなり、一気に気だるそうな若者になった。
「あざーしたー」
そう言うと礼もせずにシルバーは足早に去っていった。
「これで1つ目の駒が揃ったか―――フッ・・・フハハハッ!!」
シルバーが去った後の部屋に影の笑い声だけが、響いていた。
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