第471話 何を解放するか
生命と屈強と堅牢の、それぞれのスキルツリーで解放候補は決定! 生命のスキルツリーは少し進化ポイントを溜める必要もあるけど、目標として設定するのもありだよね!
「さて、続けて俊敏のスキルツリーを見て候補を決めていきますねー!」
という事で、俊敏のスキルツリーへと切り替え! 連撃系で結構解放しちゃってるけど、ここで何か新しく解放出来そうなスキルはあるかなー?
「えーと……あんまり、水中で使えそうなのはなさそうです? 『避返爪撃』は『返しの突撃』みたいにカウンター攻撃な気もしますけど……」
多分、カウンターを爪での攻撃でやる感じな気はする! んー、場合によってはこれもありなのかな?
ミツルギ : 『避返爪撃』は、まぁサクラちゃんの読み通りカウンター攻撃だな。
神奈月 : カウンター攻撃なのは間違いないけど、結構性質が違うから、確認しといた方がよくね?
いなり寿司 : それは確かにな。
真実とは何か : それが真実である!
「あ、そうなんです? それじゃちょっと説明欄を確認してみますねー!」
ただ単にカウンター攻撃を仕掛けるのが爪になるだけかと思ったけど、今の感じだとそうでもなさそう? とりあえず、スキルの詳細を確認だー!
『避返爪撃』:アクティブスキル
一定時間、敵の攻撃を回避すると同時に爪での攻撃を繰り出す。
Lv上昇により、効果時間の上昇。
「……これ、もしかして効果時間中なら何度でもカウンター攻撃が出せるって性能ですか!?」
わわっ!? 私の性能の読み違えって可能性もあるけど、もし思ってる通りなら便利だよね!? 効果時間と威力次第にもなりそうではあるけど、これは便利そう!
ミナト : んー、地味に効果時間が長い割に威力が低いし、効果時間中はまともに動けなくもなるから、自前て攻撃しちゃった方が楽だよ?
咲夜 : それはミナトさんだから……と言いたいとこだけど、その辺はガチで普通のプレイヤーからもそういう認識。
富岳 : 不慣れな場所での1対1で、時間をかけて削るのには有効ではあるんだが、乱戦や短期戦で終わらせたい場合には不向きでな。
こんにゃく : これ、複数体の同時攻撃には対応してないんだよ。ついでに、効果時間中に溜め攻撃を使われると、広範囲攻撃だと回避し切れない事もある。
チャガ : 全く使えない訳ではないけど、利便性としては単発の『返しの突撃』の方が遥かに上だな。……こっちの方がスキルツリーの段階としては上なんだが、連撃系の分類になってるから、その辺が逆に足を引っ張ってる性能だ。
「それ、微妙じゃないですかねー!? あ、でも、慣れない水中で、エリアボスのワニと1対1なら使い所もありそうです?」
その状況自体は威嚇を使えば作れそうだし、あの場所なら縄張りと併用してもいいよね? それなら威力の低さも補えそうな予感!
ミツルギ : あー、水中でのエリアボス戦に活用か。確かに、その条件ならありと言えばありか?
金金金 : 効果時間は長めみたいだが、再使用時間はどの程度だ?
ヤツメウナギ : 再使用時間も、その段階のスキルにしてはかなり短めだな。その間、自力で凌げるなら……不慣れな地形でのボス戦用として、ありな選択肢ではある。
水無月 : 今回なら縄張りも使えそうだし、威力が低いのはそっちでも補える?
ミツルギ : それも可能ではあるな。
「あ、やっぱり有効なんですね! なら、一応候補に入れておきましょう!」
ただ、使い所が多いとは言えなさそうだから、あくまで選択肢の1つにするだけで確定にはしない! まぁどっちにしてもサイコロタイムで決めるから、最終的には運任せ!
サツキ : サクラちゃん、『逃走』とかはどう? 格上から逃げるのは楽になるよー!
咲夜 : ランダムリスポーンで格上だらけの位置に飛ばされた時に便利なやつ!
イガイガ : あー、そういや『逃走』は『遊泳』さえ持ってたら水面を泳ぐのでもそれなりに効果は発揮したっけ。
ミツルギ : 逃げる事のみに特化したスキルだから、地形の悪影響は受けにくい性質はあるな。この辺は表記には出てこない隠し効果なんだが、地味に転倒防止の効果もあったりするぞ。
「そういう効果があるんですか!? ……地味にそれも魅力的ですけど『逃走』単品だと選択肢としては進化ポイントが余りそうですよね。あ、さっきの『避返爪撃』とセットにしちゃうのもありですか!」
この場合なら……第5段階の『俊敏+10』と、第6段階の『俊敏+10』と『逃走』、第7段階の『避返爪撃』になるから、合計進化ポイントは60かな? 少しオーバーするけど、ふっふっふ、生命のスキルツリーの方も目標設定なんだから問題なーし!
富岳 : なるほど、そう来たか。まぁありと言えばありだろう。
神楽 : 今回はなんだかセットが多いね!?
ケースケ : 進化ポイントがそこそこあるからだろうなー。
いなり寿司 : 微妙に足りてない候補になった場合は、その解放を目指して進化ポイントを稼いでいく感じか?
「はい、そのつもりでいますよー! 配信時間は……まだ半分くらいはありますしねー!」
時間を確認してみれば、何気にもう20時を超えてたよー! まぁLv27までは育ってるし、Lv30までには何とか足りる範囲のはず! ……今日の配信中にそこまで出来たらだけど!
サツキ : それじゃ、今日の目標はそこだね! サイコロタイム次第だけど!
G : まぁ進化ポイントが足りていない選択肢になるかどうかは運次第だしなー。
「そういう事ですね! という事で、次の選択肢を決めていく為に器用のスキルツリーを見ていきましょう! ……正直、何も選択肢がない気もしますけど」
縄張り関係のスキルくらいしか解放出来るのはない気がする! するけども、そこに便利なものがあるかもしれないもんね! そこの確認は必須なのですよ!
あ、やっぱり解放出来そうなのは縄張りに関係するスキルばっかりだー! 『覇気の咆哮』の先は、ステータス強化しか無理!
「この『縄張りへの帰還』とか、『縄張りの支配』ってどういう効果なんですかねー? この辺、名前じゃ分かりにくいので確認していきますね!」
とりあえず、ステータス強化のルートの第7段階にある『縄張りへの帰還』とやらの方から見ていこー。一度死んだら縄張りは解除になるんだし、帰還ってどういう感じになるんだろ? 生きたまま離れられた縄張りが無いと意味がないとかだったら、使い道はなさそう!
『縄張りへの帰還』:アクティブスキル
一度縄張りを設置した位置にリスポーンし、再度縄張りを設置する。
Lv上昇により、設置した縄張りの記憶数の増加。
「あれ? これ、エリアボスのワニに挑みに行けます? というか、スキル版の再誕の道標じゃないですかねー!?」
待って、待って、待って!? 思った以上にスキルの名前通りの効果だったよ! 死んで解除になった縄張りへの言及がないし、さっき思ってたみたいなデメリットじゃないっぽいよ!?
ミツルギ : 性能としては確かに『再誕の道標』に近くはあるが、これの場合は死ぬ必要が無いのが大きいな。
富岳 : 初期Lvだと遡れる縄張りの設置数は3つ前までだったか。まぁ最後に使ったあのエリアボスのワニの場所には戻れるぞ。
イガイガ : ……エリアボスに挑む為だけに解放するのも微妙な気もするけどなー。
「……あはは、確かにそれは言えますねー。今の段階で挑んでも勝ち目はなさそうですし、今回の候補からは外しておきましょうか」
これこそ本当に水への適応進化が終わって、その上で挑みに行くのを確定させた時に解放すべきスキルだよね! ……その時に解放出来るだけの進化ポイントがあればだけど!
「さてと、『縄張りの支配』の方はどういう性能ですかねー?」
実際に効果を見てみないと、思ってもみなかった効果があったりするし、そこはしっかりと見ていこー! まだ昨日解放した『縄張りの守り』は使ってない状態だけど……あ、よく考えたらエリアボスのワニの時に抗うのに使うべきだったのかも!?
どう考えても今更気付いても遅いし、次に機会があった時には忘れないようにするとして……今はこっちの確認!
『縄張りの支配』:アクティブスキル
縄張りの範囲を任意で調整する事が出来る。
Lv上昇により、調整範囲の拡大。
「おぉ、縄張りの広さを変えられるスキルですか! ……アクティブスキルですけど、どのタイミングで使うものなんです?」
一番最初の展開の段階で広さを変えられなきゃ、あんまり意味ない気がする? あ、でも遠くにいる敵ならあんまり気にしなくてもいいのかな?
チャガ : 発動は縄張りを設置して、その縄張りの中にいる時になるな。ぶっちゃけ、範囲を狭める方向性では使わん。
ミツルギ : 『縄張り』自体がスキルLvの上昇で範囲は広がるけど、それを更に広めたい場合に使うやつだな。あとは、あんまりある事でもないけど意図的に縄張りの中から出してしまいたい敵を閉め出す場合か。
G : 使い所が限られるんだよな、これ。
咲夜 : どこで使ったらいいのか、いまいち分からんやつ!
「聞いている限り、なんとも微妙な評価のスキルなんですね。それじゃこれも選択肢から除外で!」
割とどのスキルでも便利に使えてる印象があったけど、あんまり使い道がないスキルも存在するんだねー? あ、よく考えたら『識別』がそんな感じになってる気もするよ!?
まぁそういうスキルがあるのは仕方ないとして、最後は知恵のスキルツリーを見ていこー! でも、正直知恵のスキルツリーで今候補になるのはない気がする!
――――――――
ちょっと区切りは悪くなるのですが、ここで今年の更新分は終了でお休みに入ります。
メインの『Monsters Evolve Online 〜生存の鍵は進化にあり〜』の区切りに合わせて、こっちもピッタリのタイミングとはいかないのが厳しい……。
単純な休憩だけならこっちは継続という事も出来るんですが、あちらの電子書籍版の作成作業時間の確保も目的なので、ちょっと同時は厳しいです。中途半端な部分で中断ですみません。
連載再開の時期については確定し次第、Twitterと近況ノートでお知らせします。
Twitterで作業の進捗状態とかは呟いているので、そこが最速の伝達にはなるかな?
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