悪夢

 昨晩はどうにも、夢見が悪かった。変な格好で眠っていたのか、体中が軋むように酷く痛む。今も、夢の残り香が薄っすらと我が身を覆って、あの恐怖へ私を引きずり込もうとしているかのようだ。


 だから、この腕に残る丸い吸盤の痕のような模様は、私がまだ寝ぼけているから見えているだけなのだ。決して、触手プレイの痕とかでは、ないのだ。そうでなかったら、私は、わたし、は……

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