五月雨ガ、泣ク頃二

水無月 零夜。

第1話

お元気ですか。

僕はまぁまぁ元気です。

あなたが遠くに行ってから、少し寂しいです。

雨が続いていますね。

僕はやはり、雨が好きになれません。

まるであなたが泣いているみたい。

心配で、心配で

眠れなかった夜を思い出します。

今も少し心配です。

僕は悩んでいます。

いつもあなたが

決断をしてくれたから。

僕にはやっぱり

あなたがいないと。



ごめんなさい。

わがままを言いたかった。

でも、言えてよかった。

これもまた、

あなたのおかげ。

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