第363話 伯爵領都サイユ
ゲレの街で一泊した後、伯爵領都サイユに向かうサラたち。
ここでも馬車で無く騎乗のため半分ぐらいの日数で到着できたことに驚く。
ロック鳥や戦馬バトルホースがたくさん居て人目を引くため、まずハリーとリリーの実家である宿屋に向かう。そこの馬屋などに従魔を預けてから、昔の知り合いなどに挨拶に行く。ミーナもこの宿屋に泊まらせて貰う。
サラは、師匠エミリーにいったんの挨拶とカーラからの手紙を渡した後は、寄親であるヴァーヴ伯爵の館に行き、陞爵(しょうしゃく)連絡が手紙だけであったので、対面挨拶を執事に相談する。その日は予定がいっぱいのため翌日午前に来ることを指示される。
急ぎの用事が終わったため、サラは師匠の店舗兼住宅に戻り、エミリーと一緒にハリーたちの実家での晩餐に向かう。帰る日は水精霊シルビー経由で伝えてあったので段取りもされていた。
ハリーたちの両親は子供に会うのが久しぶりのため、子供たちの成長を喜ぶのと、可愛いミーナという可愛い仲間が増えたことに喜んでいた。また、以前よりかなり大きくなったロック鳥ガンに驚くのと、戦馬バトルホースが5頭もハリーが従魔にしていることにも驚いていた。
サラが陞爵して準男爵になったことについては、サラや息子たちが普通にしているので、あえて普通にふるまうことにしている。
サラは食事が終わりエミリーと家に向かいながら、新たに覚えた魔法の習得状況など成長状況を師匠に報告する。内容は日々の水精霊シルビー経由での報告とほぼ同じであるが、対面ではやはり違うこともあるのと、なんだかんだ母替わりにちかくもある師匠に甘える意味もあったのだと思える。
家に戻ると、ここにも水精霊シルビーの祠が出来ているのに気付く。水精霊シルビーと火精霊ヨルバを召喚し、色々と話をしてから就寝になった。
ちなみに、サラとエミリーが同時にシルビーを召喚すると、分体ということであろうか、シルビーが2体出現するということが確認できた。それぞれが独立して魔法発動もできることも確認した。
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