老紳士のミドリガメ氏

 海が見える丘の上

 今日ものんびりお散歩中


 公園いつもの子供たち

 風を纏って遊んでる


「おやおや?」何かに気がついた

 心優しい老紳士


 ベンチに座った女の子

 悲しそうな顔してる


 涙は流してないけれど

 心が涙を流してる


 彼は優しく穏やかに

 彼女のもとへと歩いてく


 ポケットいつも入ってる

 とっても綺麗なハンカチーフ


 差し出し、彼は語りだす

「さあ、帰って涙をお拭き」


 ミドリガメ氏は立ち上がり

 ゆっくりゆっくり帰ってく


 池の畔へ帰ってく

 あったかい紅茶が待つ家に

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