在り来りな異世界ファンタジーです

第1話 0

2025年、日本で、世界で初めて、『魔素』が確認された。

それに伴い、いわゆる『魔法使い』が現れた。

魔法使いは、受精卵の段階で魔素を取り入れることでなることが出来る。

魔法使いは、空間中の魔素を操ることが出来る。

勿論、出来の良い、出来の悪い、はあるが、画期的な発明であることは変わりない。

ただ、魔素を取り入れる段階で多くの場合細胞が死滅してしまい、魔法使いの絶対数は少ない。

そこで、世界各地で戦争が起こり魔法使いの取り合いとなった。

その戦争は、魔法使いの数と、その質によって決まるが、全世界で魔法の研究を続けた結果、最強魔法使いが現れては、さらに強力な魔法使いが現れて、75年にも及ぶ超長期戦争となった。

その戦争は、『第1次世界魔法大戦』と呼ばれている。

その終結は、日本の最凶魔法使い『浅間 京斗』が、世界の人口の半分を一瞬で消滅させたことにより、各国代表が諦めたからであるとされている。

が、その詳細を知る者は、この世に一人として残ってはいない。