第9話退却指示
里山を無事見つけることができたのでひとまず里山を檻から出すために鍵を探すが食料保管庫内にはなかった。
しかたなく元来た道をたどって探そうとした時に部隊の一人が食品保管庫内にかぶせてあるぼろい布の下を見た瞬間に「うわぁ~」とびっくりした声を出してそのぼろ布の中を指をさしていた。
指をさしている中を見るとそこには人間の白骨化した遺体がたくさん綺麗に積みあがっていた。
その白骨の中にライトの明かりを照らしていると光るものがあった。
光るものを手に取り、それを見ると謎の番号が書かれた鍵だった。
その鍵を里山が閉じ込められている檻の鍵穴に差し込むと同時にまわすとガチャッと鍵が開いた音がした。
そっと檻のドアを開け気絶している里山の手足の紐をナイフできり、里山をかついでその場から来た道へと戻っていった。
橋を渡り始める寸前で橋の下を見ると先ほどいたはずの巨人がいなくなっており、石碑が立っているところを見るとそこには十字架に張り付けられた首がない兵士の遺体があった。
急いで橋を渡り始めた時、どこからか蚊のプーンによく似た音が近づいてきたその音がする方を見るとそこには大量の巨人が空を飛んでいた。
その巨人たちは今にも崩れそうな橋を渡っている人間をみてにやりと笑っていた。
エルマン分隊長が大きな声を出してこう叫んだ。
「急いで橋を渡りきれじゃないとあいつらに殺されるぞ~!!」
その瞬間に巨人が橋へとはやいスピードで近付いてきた。
To be continued
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