『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』 ノリダーの存在感

 長篠の合戦が描かれた屏風に、ゲイツが!

 

 ドライブの歴史を修正するため、ドライブ開発者の先祖がいる1575年へ。


 そこで歴史が塗り替えられ、ゲイツが信長の影武者にされてしまう。

 長篠合戦に、ドライブの歴史改変をしたライダーが出現し、ゲイツが乱入する流れに。


 無事ドライブの歴史を守り、すべてのウォッチが揃った。

 だが、ウォズが用意した玉座に座るのは、「トキワソウゴ」を名乗る謎のダンサーだった。

 

 ジオウ真の最終回として位置づけられ、実質、平成ライダーの集大成として作られた。


 本作の見どころは、ウォズの正体と、その後のノリダーだろう。


 ISSAが、「本来用意された魔王だった」というオチである。

 変身ポーズがRXを意識したものであり、「バークルズ」も、「BLACK RX」のアナグラム「BARLCKX」らしい。


 すべての権限と力を失ったジオウの前に現れたのが、「木梨猛」!


 ノリダーはライダーとして認められなかったという設定だ。


 たしかに平成ライダー勢のスタッフは、無断でパロディしたのが癇に障ったのか、ノリダーに対してあまりいい印象を持っていなかったとか。


 内容全体としては、平成ライダーに対するアンチコメントに対するアンサーのように思えた。

 

 あーだこーだ言われて、それをはねのけてみせる平成ライダーは、やはり偉大な存在である。

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