『仮面ライダー THE NEXT』 ショッカーライダーV3
「シン・仮面ライダー」制作発表記念、ライダー関連映画視聴第二弾。
ショッカーの手先になったV3が、妹の死をきっかけにショッカーに復讐する話。
Fラン高校の教師となった本郷は、ショッカーの事件に巻き込まれたいじめられっこを助ける。
彼女は親友の失踪を探っていて、彼女の兄「風見志郎」に会いに行く。
IT企業の社長をしていたが、突然社員全員が失踪事件に遭い、引きこもっているとか。
彼のいる別荘に行くと、ショッカーライダーの群れが。
風見もV3となり、ショッカーライダーの中心となる。
窮地に陥った一号は二号に助けられるが、二号もまた改造の副作用に悩まされていた。
劇場版平成ライダーのみでなく、『科捜研の女』シリーズなども手がける田﨑竜太監督が、本作を撮っている。
特徴的なのは、「V3が、悪の組織に忠実なる点」だ。
前作の一号もそうだったが、最初ライダーは悪の側として描かれる。
ましてV3は、妹をデストロンに殺されたことがきっかけで、復讐の鬼となる設定だ。
しかし、本作のV3はナノマシンによって自動的に改造されている。しかも、妹もナノマシンを吸ってしまって異形と化してしまった。
ホラー要素も強まり、妹は怨念と化し、ファンや自分を階段から突き落としたライバルたちも殺害する。
その過程で、志郎が妹の真相をきっかけに改心するという流れだ。
最高なのは、「仮面を外して戦闘服にのみ担った状態でのアクション」が多彩である点だ。
これは興奮せざるをえない。
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