『犬鳴村』 普通に見るか、恐怖回避版で見るか

 ネットで話題の「入ったら生きて出られない村」の伝説とは?



 病院関係者である主人公は、子どもの頃から不思議なモノが見えるという怪現象に悩まされていた。

 兄から「彼女の様子がおかしい」と電話が入る。

  


「この先、日本国憲法は通用しない」

 とネットで話題の犬鳴トンネル、その向こうにある村に、面白半分で取材に向かった若いカップル。

 兄は、その片割れであった。


 恐怖の体験をした後、女性の方が鉄塔から転落死した。

 しかし、死因は「溺死」だという。



 その後、兄は責任を感じて、村を燃やしに行く。

 だが、こっそりついてきた弟共々、行方不明に。


 母は錯乱し、アクションスターのような動きを見せる。

 父に噛み付くなど、その様は「犬」のよう。

 どうやら、犬鳴村の関係者であるかのような。


 主人公も調査に乗り出そうとするが、村のことを覚えている祖父によると、

「かつて犬鳴村と呼ばれていた集落は、ダムに沈んでいる」

 という。


 最終的に主人公は、その村と自分との因縁を知ることとなる。



 犬鳴トンネルは、福岡県宮若市にあるとされる心霊スポットだ。


 そのネット伝説をテーマにした映画を、『呪怨』の清水崇監督がメガホンを取る。



 恐怖回避版もあるという。

「そんな恐怖回避するほど怖いか?」

 とも思うのだが、怖い人にとっては怖いだろう。

 清水崇だし。

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