第326話 魔法・必殺技解説:その10
◆必殺技◆
◇
プロヴォ族が共通して持つ武器兼防具。
盾の形状や付属させる武器の種類は様々であり、これといった規定があるわけでもない為、各々の個性が出がち。
盾も武器も、そのどちらもが
しかし、
本編終盤において、プロヴォ族からの贈答品として
◇【
スタークが酔っ払ったまま眠った時に無意識で使う戦法。
普通に眠っている時は【睡拳】、眠る前にしこたま酒を呑んだ酩酊状態のまま眠っている時のみ【酔拳】となる。
元々【睡拳】は、あらゆる雑念が取り除かれた状態という事もあって普段よりも厄介な場合がある、程度のものだった。
しかし、【酔拳】は【睡拳】の状態から更に無駄という無駄が動きの一切から取り除かれており、大地を割るほどのスタークの馬鹿力が無駄なく遺憾なく発揮される。
セリシアでさえ一瞬とはいえ肝を抜かれ、ほんの僅かとはいえ傷を負うほどの戦闘力を見せた事を考えると、もうずっと泥酔した状態で眠っていればいいのではと思うかもしれないが。
ご存知の通りスタークは異常なくらいに怪我を負いやすく病にも罹りやすい体質である為、今でこそ許容量を把握しているから問題ないとはいえ、ある量を超えると常人ではありえないほど重く苦しいアルコール中毒を発症する事になる。
おそらく今後も常用される事はないだろう。
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