(二)-14
「突入だ! 今すぐ突入させろ!」
ティムはスマホに向かって叫んだ。同時に大きな音とともにドアが破られていた。
ティムの声に気づいた覆面の男の一人がティムめがけて撃った。乾いた発砲音と地面で金属弾の跳弾音が連続した。ティムは音と同時に脇へダイブするように避けた。
背後から車がスピードをつけてやって来る音が聞こえ、ティムの近くに急停止した。やってきたのはレンタカー会社のロゴの入った白いバンだった。助手席の開いた窓にはM27自動小銃の細長い銃身が飛び出ており、アパートの賊に照準を合わせていた。そして停車と同時に一発発砲した。弾はドアの左脇に立ってティムを狙い撃った賊の足に当たった。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます