(二)-2
拍子抜けするほど緩い、名ばかりのセキュリティを五分もかけずに突破して、フリッツは監視カメラ映像を確認し始めた。「こんな映像より、さっきの映像の分析をしませんか」などと冗談を言っていたが、ティムは情報提供者の命がかかっていると強い口調で諭して作業させた。
ロッカー周辺の監視カメラは一台のみだった。狭い小部屋に壁面にロッカーが並んで置かれており、部屋の中央には背あわせにロッカーが置かれていた。その部屋の入口は一箇所で、その入口の天井に監視カメラが取り付けられていた。映像にも同じように中央に左右背合わせになったロッカーが映し出されていた。
(続く)
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