第126話始業式

始業式に現れたその娘は呪詛の言葉を撒き散らしながらその命を散らした

会場が騒然となる中、先生達から告げられたのは式の延期と言うことだけだった


後日、何も無かったように行われた始業式にもその娘は命を散らす


何回何十回、日を改めてもその娘は若い命を散らす


夏休みは終わらない

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る