第3話 蒸留酒とは

 続いてのお話では、蒸留酒じょうりゅうしゅについてお話致します。こちらでは簡単に解説しますので、深く知りたい方々は、各自で検索などを行って下さい。


 まず蒸留酒の作り方ですが、材料はブドウ・大麦・小麦・米・ジャガイモ・サツマイモなどなど、糖やデンプンを含むものならなんでも作れます。

 そしてデンプンを酵素の働きによって分解し、糖を作り、それを酵母こうぼに食べさせてアルコールに変換させます。ここまでは醸造酒じょうぞうしゅと一緒です。

 その後、元になるお酒を熱して沸かし、そこから出てくる蒸気を集めて冷やし、液体に戻します。いわゆる『蒸留じょうりゅう』という工程です。この工程を行うと、アルコール度数が格段に上がり、強いお酒が作れる訳です。


 それから、樽に詰めて熟成中させたり(ウイスキーやブランデー)、植物由来の香り成分を付け足したり(ジン)、活性炭でろ過して不純物を出来る限り取り除いたり(ウォッカ)。そうした「ひと手間」を加えて完成するのが、『蒸留酒じょうりゅうしゅ』という訳です。


 蒸留酒じょうりゅうしゅの特徴は、まずアルコール度数が高い事。低くても40%前後。高いと98%など、飲むと焼けるようなアルコール度数になっている事もあります。

 そのため、カクテルのベースとして使われる事が多々あります。ジュースやシロップなどで薄めても、少し高めのアルコール度数のカクテルを作れます。

 それから樽で熟成させたり植物などで香り付けをしたり、後から風味を付け加える事ができるという所です。これにより、より深い香味を味わう事ができる訳です。





 それ単体で飲むには厳しいかも知れませんが、お酒に強いなら、冷凍庫でキンキンに冷やして召し上がるのも良いかと。


 それでも、お酒はほどほどに。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る