お酒の分類

第1話 お酒の大まかな分類

 さて、ここからはバーに欠かせないお酒について、お話していこうと思います。難しい部分は省略して書いておきますので、ご不明な点は、私にお問い合わせするなり独自で調べるなりして下さい。


 まずは大まかな分類からです。

 お酒は大きく分けて三種類に分類できます。それは、


醸造酒じょうぞうしゅ

蒸留酒じょうりゅうしゅ

混成酒こんせいしゅ


の、三つです。ひとつずつお話して行きましょう。





 まずは醸造酒じょうぞうしゅからです。

 通常のお酒であり、デンプンを酵素などで分解して糖を作り、それを『酵母こうぼ』に食べさせて、アルコールを作ってもらう方法でお酒を作ります。代表例は日本酒・ビール・ワインなどがありますね。

 アルコール度数としては、数%~20%程度。あまり高くはないです。


 続いては蒸留酒じょうりゅうしゅ

 こちらもよく目にするお酒ですね。

 糖を酵母こうぼに食べさせてアルコールを作り出すまでは、醸造酒じょうぞうしゅと一緒です。そこからひと手間加えます。

 作られたお酒を熱して冷やす、『蒸留じょうりゅう』という工程を加えます(蒸留とは、一度原液を熱して沸かし、蒸気にしてそれを集め、冷やして液化する工程です)。この蒸留により、アルコール度数が格段に上がり、不純物が少なくなるのです。

 そのため、蒸留酒のアルコール度数は40%以上という高いものになります。

 ウォッカ・ウイスキー・ブランデー・ラム・テキーラ・焼酎などがあります。


 最後は混成酒こんせいしゅ

 こちらは、出来上がったベースになるお酒に、別なお酒・薬草やスパイス・蜂蜜やシロップなどなどを混ぜたお酒になります。名前で言うと『リキュール』と言えばわかりやすいかと。

 コアントロー・グランマルニエ・シャルトリューズ・ベルモット・カンパリ・梅酒など、様々な種類が存在します。





 どれがどれかは、パッと見てもわからないものですので、裏側のラベルなどをご覧になって下さい。一応の表記はされていると思いますので。ご参考までに。


 次の回からは、もう少し掘り下げてお話しますね。

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