第3話 蝶々

幼い頃、私は蝶々結びが出来なくて靴も満足に履けなかった


だがそういう時はいつも母が優しい笑顔で結んでくれた


そんな私も今では大人

当たり前だけど蝶々結びだって軽々とできるようになった


お母さんちゃんと見えてる?


もう見えないか…


私たちを捨てた母の首に締まる蝶々結び

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