ファザコン気味の冒険者が魔王と戦うまでのお話
@badcat
プロローグ
18歳になったので、半ば追い出される形で家を出ることになった。
父上曰く、「家族を捨てたお前の母に似ているので今まで顔を見るのが辛かった」らしい
…父上には感謝している。この辺りでは15歳で成人なのに「私の故郷では18歳まで扶養義務がある」と、学校にこそ通えなかったものの人並み以上の修行や教育を受けさせてもらい「お前の才能ならこの先努力すれば何にでもなれる」と言われる程度の知識と経験を積ませてもらったし、旅立つにあたり十分過ぎる資金と装備も与えてくれた。
それに一人ではなく、兄弟同然に育った狼犬のディーンが付いてきてくれることになったので旅も寂しくなさそうだし、父上が不在の時はディーンの両親に合いに来てもいいと「結界」の通行許可も貰っているので追い出され方としてはかなり緩い方だ。
そんなこんなで、僕は独り立ちする事になった。父上に今までの感謝を告げディーンの両親をモフって家を出る
空は青く、旅立つにはいい日和だ。
さて、「何にでもなれる」らしい僕はこれから何を目指そうか…
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