時の隙間に見えた世界?

健野屋ふみ(たけのやふみ)

おっさん、死ぬ。

三途の川を渡り赤い煉瓦の家を目指した。


死の直前、美しい少女に「赤い煉瓦の家へ行ってね」と囁かれたからだ。

赤い煉瓦の家のドアを開けると、その少女がいた。


少女が微笑むと私は、過去の記憶を持ったまま生まれ変わった。


問題はおっさんの記憶を持ったままの赤子はかなり照れる事。


#140字小説

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