第7話 魔法の訓練1

翌日。

「今日から魔法の基礎知識獲得も含めた練習をしていくよ。」


「うん。」


「まず、魔法は、火、水、風、土、闇、聖、無の7属性あって、治癒系統は聖属性からの分岐区分になる。無系統属性以外は、先天性…えっと、生まれた時に手に入れることができて、あとから手に入れたことは今まで聞いた事はないわ。」


「とりあえず、各属性について説明していくわね。まず火属性は、炎区分と温区分に分かれる。炎区分は攻撃力としての反面が強い。一方、温区分は、洗濯物が早く乾かせたり、便利魔法という位置づけになっているわ。

水属性は水区分と氷区分に分かれる。水は生きるのに必ず必要だし、氷は食べ物を冷やすなどにも使われるけど、攻撃魔法としての役割の方が有名ね。

風属性は区分分けされていないわ。これは、見えにくい変わりにそこまで殺傷力はないわ

土属性は、岩区分と土区分に分かれる。土区分は罠とか、建築とかによく使われる。攻撃はしにくい魔法ね。岩区分は逆に攻撃魔法の側面が強く、炎に次ぐ攻撃力を持っている。

闇属性はまだ、あまりよくわかっていないの。一般には病気をもたらしたり、良くないものに取り付かせるなど良いイメージはないわ。

聖属性は神聖区分と治療区分に分かれる。神聖区分は、アンデッドの浄化などに使われる。治療区分は名前の通り病気や外傷などを癒すことができる魔法よ。さっきも言ったけど使い手が一番少ないと言われているわ。」



「なるほど……。」

僕は、前世があるんだからある程度理解力が他の子供に比べてあると思っているが全然言っている意味が分からなかった。まぁ、魔法のない世界で過ごしてたからなのだろうが、本来3歳児に説明することなのかと思った。


「さすがにちょっと堅苦しく難しくしすぎたかな。ごめんね。」


「母さん、大丈夫だよ。」


「本来は学院に入って1年経ったらやるから少しずつ理解してくれればいいわ。」



ほら、本来だったら3年後にやる内容だったよ……。

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