84日目「あ、作者やっちゃったな?というのあるよね?」

「あ、作者やっちゃったな?というのあるよね?」


僕のベッドに寝転んで、僕の枕に頬擦りしながら、スマホを見ていた紗奈が突然、そう言った。


ちなみに今日は既に紗奈の隣に座り、彼女の頭を優しく撫でている。


「カ◯ヨ◯もそうだけど、ネット小説なんかはテンションのままに、ついやっちゃう時があるんだろうね。」


「私なんかはさあ〜、あー、仕方ないよね?と思うけど、それが前から話をしているタグ違いの内容になると苦しいよね。」


紗奈は仰向けにゴロンと転がって、僕を見てにししと笑う。


「まあね、そういう時は作者も引くも勇気かなとは思うよ?

考えた上で、というならそれもあるのかもしれないけど。

文章を一度見直すということは大切だよね。

でも、これは何事もそうだよね。」


たはは、と僕は紗奈を見ながら苦笑い。

それに合わせて紗奈も苦笑い。


「まー、でもねぇー、無理な時は無理なんじゃないかなぁ〜っと私、思っちゃう時があるなぁ。」


どういう意味で言ってるのかな?

紗奈ちゃんや?


「まあね、そういうこともあるよ。

だから、気を付けないといけないのは、最初からそういうシチュエーションに持ち込まないことかな?

例えば、ネット小説にも時々あるけど、男の部屋に女の人が入って2人っきりになるパターン。

あれって、男からしたら私を食べて下さいと言われてるのと一緒だから。」


紗奈は僕の方に手を伸ばし、優しく笑う。


「、、、うん。分かってるよ。

だから、私は颯太の部屋以外の男の人のところに入ることは絶対ないよ?」

「、、、言いたいこと分かってくれて、サンキュー。」


「ねぇ、颯太?」

「何、紗奈?」


両手を伸ばしたまま、べっと紗奈は綺麗な赤い舌を見せる。

「ふぁら?(まだ?)」

僕もちろっとだけ舌を出す。

「ふぉたせ。(お待たせ)」


そっと紗奈の舌と僕の舌をゆっくりと合わせ。


もきゅもきゅもきゅもきゅ、、、。

んっぐ、と言いながら紗奈は僕の背にしがみ付くように両手を回した。

昨日、我慢した分、反動が来てしまいました。


顔を少し離し、2人で照れ笑い。

「ねぇ、颯太、私たち気を付けないと、ね。」

「そうだね、とりあえず、もう一回。」

「うん、んっ、。」

紗奈と口を合わす。

もきゅ、、、。

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