ジガジガする夜
眠りのバリアに弾かれた夜
ジガジガが気になりだして
そのうち熱っぽさが限界まで澱んで
身体をいたたまれなくさせる
起き上がった豆電球の下で
アレルギーの薬と睡眠導入剤を
冷たい水で流し込んで
もう一度横になって目を閉じる
なんでもそうだけど
どんなことも瞬時には解決しない
そんなことわかってるよ
わかってるけど……とつぶやく
ジガジガ早く飛んでいけ
ジガジガどっかに飛んでいけ
しおしおしているわたしが
重い足取りで
ジガジガする夜をまだ彷徨っている
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます