言葉の墓標

強くなんてなりたくない

我慢するのにも疲れた

ワガママだって言ってみたい

甘えて頼って安心したい


強いふりして

我慢続けて

ワガママ言わずに

甘えず頼らず何とか来たけど


だってねぇ


側にいるひとが弱ったり辛そうなら

愚痴なんて言えないでしょう

自分以外に守れる人間がいないなら

色んなこと呑み込んでもやるしかないでしょ



そういいながら

何度こうして真夜中

画面に文字を綴っただろう

不格好な言葉の墓標が並ぶ、この場所


寂しいよぅ

疲れちゃったよぅ

助けてよぅ


増えすぎた墓標が並ぶ、この場所に

今夜もまたやってきた、わたしの化身は

葬った言葉の亡骸を抱いてうずくまっている

黙ったまま、ただ何度も何度も撫でながら



ここは夜の明けない場所



葬られた、わたしの心が眠る場所

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