エスケープ
紅茶の入ったマグカップを横に置いて
本を読む
選んだのは分厚い
ひたすら没頭できるように
しばらく世界を
真正面から向き合ってばかりだと
心が保てなくなるから
そんな時にはエスケープ
逃げることも悪いばかりじゃない
どうせ向き合うことになるのだから
それまでに力を蓄えて
生きていくための
自分なりの知恵と
昔よりも少しばかり
逞しくなったわたしは
エスケープの呪文を唱える
この長い
大きく伸びをしたあとで
また、ゆっくりと歩いていこう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます