かすみ草

花のような女の子になってみたかったと

それは長い間の憧憬あこがれ

ふんわりと優しい

そういう柔らかさや愛らしさへの


可愛いという形容詞は

砂糖菓子のように甘い響き

かすみ草は赤ちゃんの吐息ベイビーズブレス

大切に守りたくなるような


かすみ草のような女の子は

ずっとわたしの憧憬あこがれ

そして消えないコンプレックス

どうしたってなれはしないけど



守られてみたかったなんてきもち

今もポケットに隠して持っているの

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る