黄昏の恋

いい歳をして恋などと

笑われそうではありますが

遠く離れて逢えぬひと

想う切なさ

いくつになっても

変わりはせずに


青空だけが空じゃなし

この暮れゆく黄昏の

密やかな空もしみじみと

心に沁みて愛しくて

乙女と呼ばれぬこの身でも

恋うたなどを口ずさむ


いたわりあうしかできないけれど

電話の声が嬉しくて

交わした約束想い出し

切った電話を胸に抱く

また逢える日を信じつつ

想いを馳せる黄昏の恋

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