できることなら

大丈夫でなくとも

平気を装わねばならぬ時があります

この日々を生きていく為に

自分を騙さねばならない時があります


できることなら

ただぼんやりと何も考えずに

澄んだ空間ばしょで丸くなって眠りたい

一人背負ってきたこの荷を下ろしたい


わたしはうの昔 に疲れていて

本当は脆弱な精神しか持ち合わせてなくて

守りたいものの為に

こうして生きてきたけれど


できることなら

ちいさな女の子に戻って

包まれて守られたいと

思ってしまうのです


もしも、できることならば

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る