げつようび

昨夜の激しい雨が嘘のように

今朝は雲ひとつない青空が広がっている

穏やかな日射しが

わたしの背中をじんわりと温める


息子は今年最後になる仕事に出かけた

わたしは諸届出・手続の為に役所へと向かう

乗り込んだバスには

それぞれの場所へ向かう人達


ありふれた風景


バスの中は暖房が効きすぎているけど

それはわたしの感覚

他の人がどう思っているかはわからない

細く細く窓を開けて呼吸を確保する


昨日の雨がもう痕跡を道路に

ほとんど残さないように

次の雨が降るまで

雨の記憶も遠くなっていく


今年最後の月曜日

父の記憶おもいでを抱えながら

ひっそりとバスに揺られている

青空に白い雲がいつの間にか浮かんでいる

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