ミッションC おまけ こんなドッキリもあるよ

 露木コーポレーション開発超高層ビル。最上階のレストランにて。

 このフレンチレストランは、ヴェルサイユ宮殿の鏡の間をイメージしていて、シャンデリアも壁もきらきら光っています。

 そのテーブル席に腰かけるは、露木大財閥の令嬢とそのカレ。

「ももぽんも夢っちも、彼にどっきりなんて大胆ね~」

「ま、けっきょく双方楽しんでんだろ」

「もし、美人に誘惑されるなんてドッキリしかけられても、かみやんはぐらついたりしちゃいやよ」

「そりゃどうかな」

「あっ。浮気したら、毒入りスープ飲ませてやるんだから」

「お。見てみろよ、すげー美人」

「もう、さっそく(。-`ω-)」

「いいから、ほら。お前の後ろだよ」

「えぇ~?"(-""-)"」

 せいらが振り返ると、そこには、大きな壁一面の鏡に映った、髪の長いワンピースでおしゃれしたおませな女の子の姿が。

 視線を戻すと、ワイングラスをかかげて彼がにやり。

「な?」

 頬を染めてうつむいて、どっきりをしかけられたせいら嬢は言ったのでした。

「……ばかっ」

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