詩作【綱渡り】
前方に長く延びるロープ
下方は黒い奈落の底
安全な場から一歩踏み出した
頼れるのは己のみ
止まってはならない
早まってはならない
不確実な感覚で均衡を得る
ひたすら進む
身をすくませるな
胸を張れ
恐怖の感情を飼い慣らす
終点で待つ君
祈りに震える瞳を見据える
その瞳が歓喜に満ちる瞬間
これに僕は命を懸ける
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます