クラスメートの胸の内【黄色】

 昼休みの教室。架純は最近作り始めたお弁当の蓋を開ける。

 そこにすかさず手が伸びて黄色の彩りが奪われる。

「いつも砂糖入れ過ぎだ」

 顔を顰めるのは幼馴染みの俊平。

「文句言うなら毎日玉子焼き取らなきゃいいでしょ」

「お前が作ってるの卵焼きだけじゃん」

「む〜」


((この無自覚イチャップルめ!))

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