老兵は去りぬ【敵前逃亡兵】

 俺の師匠は歴戦の兵士。

 敵の大将軍を一人で倒した俺の憧れだ。

 けれども、最近は敵が現れるとすぐに下がってしまう。

 付いた名前は「敵前逃亡兵」。

 解せない俺は情けない師匠をなじる。

 そのうち俺に討伐の命令が下るようになった。

 やがて俺は最強兵士と呼ばれるように。

 ここでやっと師匠の意図に気付いた。

 



 

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る