強引な治療法【体調が悪い】

「大丈夫? 顔が赤いよ」

 心配気な彼女。

「氷持ってくるね」

 立ちかけた彼女の腕を掴み布団に引きずり込む。

「一緒に眠るぞ」

 彼女は逃げようとするが、ぎゅっと抱き込んで離さずにいるとやがて大人しくなった。


 彼女の寝息が聞こえて俺は起き上がる。

「まったく。自分の体調が悪くても気づかないのだから」

 

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