秘密の【びっくり箱】

 私の婚約者には弟がいる。

「婚約おめでとう。はい。プレゼント」 

 箱を開けると人形が飛び出てきてびっくりする。してやられた。

「それ大事にしてよ」と彼。

 後日、箱が上げ底になっていることに気付く。

 中には『必ず奪いに行く』と書かれた紙と私の指の婚約指輪と同じ指輪。

 私はそれに付け替え微笑んだ。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る