これは反則【ビジネス】
ふと彼の声で目が覚める。
「その件は……」
どうも仕事の電話らしい。
そっと覗くと、すっかりビジネスマンの顔をした彼。ピンと背筋を伸ばして、ハリのある声で話している。
普段とは違う彼に胸が高鳴る。
「起こしちゃった?」
電話を終えこちらを振り向く彼の笑顔と甘やかな声に、さらに跳ねる心臓の音。
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