君と晴れ【スタッカート】
雨上がり。窓枠に寄り掛かり耳を澄ますと、屋根から落ちる雫の音が聞こえる。
ぴちゃん、ぽちょん。
まるでスタッカートで演奏しているみたい。僕は瞳を閉じて、その軽快な音に浸る。
自然の演奏会の合間に聞こえてきた足音もスタッカート。
「雨がやんだよ。あそぼ!」
君の弾む声に僕の心も思わず跳ねる。
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